Twitterを眺めていたらこんなニュースが流れて来て、ナニコレ感が否めないワケです。以下、ファミ通オンラインへのリンク。
日本プロeスポーツ連盟が発足
プロゲーマーのビザ取得やeスポーツライセンスの制度化を推進
http://www.famitsu.com/news/201603/30102587.html
近年のeスポーツの興隆に関しては賞金制度の採用などの観点から私の専門性に触れる部分もあり、長らく遠巻きに眺めていたワケですが、eスポーツの推進ってのは好ましい話として、その後に出てくる「eスポーツライセンスの制度化」というのは一体何なんでしょう。
先に新設されたスポーツ庁あたりが所管官庁として出張ってきて、筆記と実技をクリアしたら免許が付与され、それを持ってないと特定のゲームが出来ないなどという独占業務なんかが認められたりするのでしょうか?…と、「ゲームをするのに免許が必要とか世知辛い世の中になりますね」なんて変な想像をしていたら、何の事はないただの民間認定資格であるとのことです。自団体の認定するライセンス保持者(取得料あり)しか参加できない大会などを運営するのだということで、一種のプレイヤーの囲い込みですね。
そのうち、それに反旗を翻すプレイヤー達が独自に集まって「eスポーツ協会」が別途組成され連盟と対立し、そこから更なる分派としてウチこそ本流だとばかりに「最高位戦プロ協会」なる仰々しい冠を付けた団体が生まれ、更にそこから「賭けない・飲まない・吸わない」という独自のモットーを掲げる「健康eスポーツ協会」なる新たな団体が生まれるなどという、どっかの麻雀業界みたいな未来しかイメージできないワケですが、すでに発生してるんですね、そういう構図が。どこの業界も行きつく先は同じようです。
一方、これら動きとは全く別の文脈の中で、同じくeスポーツ界隈の非常に興味深い動きが発生しております。以下、「ねとらぼ」からの転載。
1991年に初代が発売され、幾つかのナンバリングタイトルを経ながら今なお一部に根強い人気がある日本発の「落ちゲー」の代表格「ぷよぷよ」でありますが、それらのeスポーツ化を目指す「Magical Stone」なるタイトルがリリースされた模様です。
どうも中心となって動いているのが、ぷよぷよファンの中でも有名プレイヤーの一人として知られる「れそ」氏という御仁のようでして、ご本人のtwitterにおいてアツい思いを迸らせていらっしゃいます。
いやぁ、アツい、アツいですね。
一方、れそ氏は本事業の開始にあたってゲームの権利を保有するセガ社の「責任者」なる人物に独自コンタクトを行い「公認こそ貰えなかったが、容認は貰えた」などとして「ぷよぷよのeスポーツ化」という売り込みをアチコチで行っているのですが、当のセガ社側からは「公式に許諾した事実はございません」として頭からそれを否定されるという事案が発生し、非常に大きな物議をかもしています。
ただ、私自身は著作権等々に関する分野は完全に専門外なのでこの辺りにはそれ程詳しくはないのですが、ゲーム仕様に関する権利というのは色々と難しい解釈があるようでして、Magical Stoneとぷよぷよを巡る係争に関しても一筋縄では行かない模様です。その辺に関しては、Magical Stoneのリリースを支援している弁理士・安高史朗氏のブログが詳しく解説しているので、大変に勉強になります(参照)。
このようにゲームのリリース当初からモメにモメまくっている「Magical Stone」ではありますが、ゲームファン達の間では寧ろ本企画をけん引する「れそ氏」が、今回のMagical Stoneの開発資金をRMTやBot販売による収益から調達しているのではないかという事が話題になっているようでして…。
以下、改めて「ねとらぼ」からの転載。
ご存じのとおりRMTやBot利用というのは、多くのゲームにおいては「ゲームバランスを崩す」として利用規約上で禁止される行為でありまして、「れそ」氏のMagical Stoneとぷよぷよに対するアツい思いは理解するとしても、その企画の原資を他ゲームに「泥を塗る」ような事業から得ているというのは如何なものか、というゲームファン達の主張はご尤もであるといえます。
…という事で、何やら一気に「キナ臭い」話が噴出しているeスポーツ界隈ではありますが、こういう「ヤマっ気」のある話が色々と出てくるというのは、逆に業界が大きく注目され、その成長が期待されているということの裏返し。しばらく無風状態で、もはや業界関係者が息をする事すらシンドイ状況になりつつある我が業界(カジノ業界)からすると、誠にウラヤマシいと言いますか、「そういえばウチの業界もそういう時代があったなぁ」と遠い目をせざるを得ない状態と言えましょう。
eスポーツの振興に関しては賞金制の採用、風営法との絡みなど、私の専門とする分野にかなり重なる部分もありますので、ひき続き注視を行って参りたいと思います。
日本プロeスポーツ連盟が発足
プロゲーマーのビザ取得やeスポーツライセンスの制度化を推進
http://www.famitsu.com/news/201603/30102587.html
近年のeスポーツの興隆に関しては賞金制度の採用などの観点から私の専門性に触れる部分もあり、長らく遠巻きに眺めていたワケですが、eスポーツの推進ってのは好ましい話として、その後に出てくる「eスポーツライセンスの制度化」というのは一体何なんでしょう。
先に新設されたスポーツ庁あたりが所管官庁として出張ってきて、筆記と実技をクリアしたら免許が付与され、それを持ってないと特定のゲームが出来ないなどという独占業務なんかが認められたりするのでしょうか?…と、「ゲームをするのに免許が必要とか世知辛い世の中になりますね」なんて変な想像をしていたら、何の事はないただの民間認定資格であるとのことです。自団体の認定するライセンス保持者(取得料あり)しか参加できない大会などを運営するのだということで、一種のプレイヤーの囲い込みですね。
そのうち、それに反旗を翻すプレイヤー達が独自に集まって「eスポーツ協会」が別途組成され連盟と対立し、そこから更なる分派としてウチこそ本流だとばかりに「最高位戦プロ協会」なる仰々しい冠を付けた団体が生まれ、更にそこから「賭けない・飲まない・吸わない」という独自のモットーを掲げる「健康eスポーツ協会」なる新たな団体が生まれるなどという、どっかの麻雀業界みたいな未来しかイメージできないワケですが、すでに発生してるんですね、そういう構図が。どこの業界も行きつく先は同じようです。
【参照】
日本プロeスポーツ連盟
日本eスポーツ協会
e-sports推進機構
一方、これら動きとは全く別の文脈の中で、同じくeスポーツ界隈の非常に興味深い動きが発生しております。以下、「ねとらぼ」からの転載。
「ぷよぷよ」のクローン?パクリ?物議かもした「Magical Stone」開発側の発表全文
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1603/30/news154.html
「ぷよぷよ」のeスポーツ化をうたったゲーム「Magical Stone」が物議をかもしています。ルールは「ぷよぷよ通」をほぼコピーしているものの、グラフィックやキャラクターなどは別モノ。また「Magical Stone」側は「セガの容認を得た」と説明している一方、セガホールディングス側は「公式に許諾した事実はございません」とコメントしており、両者の見解に一部食い違いも見られています
1991年に初代が発売され、幾つかのナンバリングタイトルを経ながら今なお一部に根強い人気がある日本発の「落ちゲー」の代表格「ぷよぷよ」でありますが、それらのeスポーツ化を目指す「Magical Stone」なるタイトルがリリースされた模様です。
どうも中心となって動いているのが、ぷよぷよファンの中でも有名プレイヤーの一人として知られる「れそ」氏という御仁のようでして、ご本人のtwitterにおいてアツい思いを迸らせていらっしゃいます。
コアなゲームファンにとってオフラインのコミュニティの存在意義は計り知れない
— れそ (@reso_puyo) 2016年3月31日
その点においてゲームセンターはゲーマーの憩いの場であり、ぷよぷよ対戦会は、皆と語り合える最高の場だった。
それを十何年もずっと支え続けてきてくれた人達がいる。
その灯火を消したくない。
ただその一心ですわ
本気で好きで好きでたまらない。
— れそ (@reso_puyo) 2016年3月31日
このゲームが。
そこにいる人達が。
それを知ったか知らないか、同じ境遇立場じゃない人に理解してくれ共感してくれと言うつもりはないが、せめて軽い言葉で踏みにじらないで頂きたい。
ぷよ界にはぷよ通に想いと時間を20年弱かけてる人達が沢山いるんだよ。
このMagical Stoneはそんな俺たちの十数年間に及ぶ想いが、夢が、情熱が、振り向いて貰えなかった悔しさ、悲しさ、喜怒哀楽その全てが、これでもか!ってぐらいギュウギュウに詰まってる。
— れそ (@reso_puyo) 2016年3月31日
何も知らない奴に軽い言葉で貶され、踏み躙られる程安くねぇんだよ。
いやぁ、アツい、アツいですね。
一方、れそ氏は本事業の開始にあたってゲームの権利を保有するセガ社の「責任者」なる人物に独自コンタクトを行い「公認こそ貰えなかったが、容認は貰えた」などとして「ぷよぷよのeスポーツ化」という売り込みをアチコチで行っているのですが、当のセガ社側からは「公式に許諾した事実はございません」として頭からそれを否定されるという事案が発生し、非常に大きな物議をかもしています。
ただ、私自身は著作権等々に関する分野は完全に専門外なのでこの辺りにはそれ程詳しくはないのですが、ゲーム仕様に関する権利というのは色々と難しい解釈があるようでして、Magical Stoneとぷよぷよを巡る係争に関しても一筋縄では行かない模様です。その辺に関しては、Magical Stoneのリリースを支援している弁理士・安高史朗氏のブログが詳しく解説しているので、大変に勉強になります(参照)。
このようにゲームのリリース当初からモメにモメまくっている「Magical Stone」ではありますが、ゲームファン達の間では寧ろ本企画をけん引する「れそ氏」が、今回のMagical Stoneの開発資金をRMTやBot販売による収益から調達しているのではないかという事が話題になっているようでして…。
以下、改めて「ねとらぼ」からの転載。
一部では「Magical Stone」の開発運営会社であるGameFactory、および「れそ(上西恒輔)」氏について、別の社名でRMT(リアルマネートレード)サイトを運営したり、BOTプログラムを販売したりしているといった指摘も見られました。これについても「Magical Stone」側に問い合わせたところ、れそ氏本人より次のような回答を得ることができました。はい。事実ではありますが、世間で出回っているのは一部のアンチがあることないこと付け足した、大分事実と捻じ曲がったものにはなりますが。
ご存じのとおりRMTやBot利用というのは、多くのゲームにおいては「ゲームバランスを崩す」として利用規約上で禁止される行為でありまして、「れそ」氏のMagical Stoneとぷよぷよに対するアツい思いは理解するとしても、その企画の原資を他ゲームに「泥を塗る」ような事業から得ているというのは如何なものか、というゲームファン達の主張はご尤もであるといえます。
…という事で、何やら一気に「キナ臭い」話が噴出しているeスポーツ界隈ではありますが、こういう「ヤマっ気」のある話が色々と出てくるというのは、逆に業界が大きく注目され、その成長が期待されているということの裏返し。しばらく無風状態で、もはや業界関係者が息をする事すらシンドイ状況になりつつある我が業界(カジノ業界)からすると、誠にウラヤマシいと言いますか、「そういえばウチの業界もそういう時代があったなぁ」と遠い目をせざるを得ない状態と言えましょう。
eスポーツの振興に関しては賞金制の採用、風営法との絡みなど、私の専門とする分野にかなり重なる部分もありますので、ひき続き注視を行って参りたいと思います。