先週の木曜日に超党派カジノ議連の会合があったようですね。そこで8月に発表されたものとは別の論点整理用の資料が改めて配布され、私が9月3日の投稿で指摘した点はあるべき形へと修正を入れて頂けたようです。

http://blog.livedoor.jp/takashikiso_casino/archives/3548702.html

同時に、何故か完全にカジノ法草案の原文と違ったものになっていたので、私が独自に正しいものを作らせて頂いていたカジノ統治のスキーム図も修正。また、前々回の投稿で論じた入場料制度の是非に関しても、もう一度論議の対象として頂けるとのことでした。素晴しい発展的な前進です。



あと、ここから先は業界関係者の方々に業務連絡なのですが、ひょっとしたら皆さんのお耳にもすでに入っているかもしれませんが、何やら私に対する熱烈なネガティブキャンペーン(?)が行なわれているらしく、世の中に私に関する怪文書的な噂が流されているみたいです。ホンノここ1ヶ月くらいの間で、私の事を心配してくれる全く異なる4人くらいの方達から、「こんな噂が流されてるけど大丈夫??」と報告を頂きました。

しかも、その噂の中身も1つや2つではなく、私の手元に届いているものだけでも6~7種類の異なったバージョンがあります。よくもまぁ、色々なストーリーを考えるものですが、少なくとも私の手元に来ている範囲の噂話は完全なる創作ですので皆さんご心配なく。また、残念にもまだそういった噂がお耳に入っていない方、もしくは「そんなに沢山のバージョンが有るなんて聞いてないぞ!」という方は、ぜひ周辺の方と情報交換をして「木曽に関する怪文書コレクション」として集めてみて下さい。それなりに楽しめるものと思います。私が未だ知らないバージョンを教えてくれた方には、お礼に一杯奢ります(笑)

そもそも、カジノ業界というのは清廉潔白が厳しく求められる業種で、その業界で働くために個々人が厳しいバックグラウンドチェックを受けます。そのチェック項目は、1)交友関係、2)収入源と経済状態、3)過去の犯罪履歴、4)能力・資質、の4項目です。交友関係と収入源は、大体10年くらい遡って調べられます。また、犯罪履歴に関しては重犯罪はアウト。あとは、特に違法賭博関連、麻薬関連、武器関連、売春斡旋関連の犯罪、および組織暴力団関連の犯罪に関しては厳しいです。私がラスベガスで働いていた時も当然、そのチェックを受けていますし、上記のようなチェックをした上で私の指紋は左右全部の指はおろか、手の平の紋までFBI登録されています。ここまでされると、もはや悪い事をする気すらおきません。

そういった業界特有の環境もあって、私は日頃から自身が法を逸脱しないように気を付けているのは勿論のこと、新しくお付き合いする方々のバックグランドまである程度把握した上で親しくさせて頂くことにしています。探られて痛む腹は全くありませんので、もし私に何かしらの疑惑(?)を持っている方は、どうぞご自由に調べてみてください。どのみち日本でカジノが合法化されれば、またバックグランドチェックを受けなければならない身です。そのチェックの厳しさは誰よりも良く知っているし、いつでもその準備は出来ています。



あと、どなたか知りませんが私に対する様々な噂を流している方。そのようなやり方でこれまで、どれだけの数のライバル達を蹴落としてきたのかは知りませんが、その手法はいつの時代まで通用するのでしょうかね? 例えばこのブログ、現在月間6000から7000ページビューほどのアクセスがあります。私はカジノに関する事しかこのブログには書きませんから、その読者全員が日本のカジノ合法化を熱く見守っている方々。IPアドレスを見ると、アクセスしてくれている皆さんのおおよそのプロフィールが想像できるのですが、読者の中にはいつもお世話になっている事業者の方から地方の誘致団体、はたまた行政や議員事務所の方と思われる方々もいる。そこには貴方が、あちこちで根も葉もない、いい加減な噂を持ち込んでいる人達も間違いなく含まれています。

そして例えば、私がこうやってひとつひとつの噂に対して明確かつ丁寧に否定をした場合、結果的に信用を失うことになるのは私と貴方のどちらでしょうか。まさに「人を呪わば穴二つ」です。今や、岩屋先生ですら毎日twitterで自らの生の声を、ダイレクトに応援者にお届けする時代です。時代が変わったことを認識すべき。

逆に、もし今回仕掛けられているような「怪文書合戦」が業界内で起これば、カジノ合法化論議は完全なドロ試合となります。全国民的な論議などは到 底図れない。そういった裏工作ばかりをしている行為そのものが、我が国のカジノ合法論議において最大のリスクになると認識すべきです。(なので、私は間 違ってもそのような事はしたくない)

要は、我々は研究者なんですから、そういう不毛な政治ゲームではなく論議を戦わせましょうということです。私の研究者としての主張が間違っているというのならば、それを正面から指摘してくれれば良い。そういった議論の積み重ねをもって、全国民的な議論へと育てる。それが、今年8月に議連会長の古賀一成先生がカジノ法の私案を出してくれた時のコンセプトではなかったでしょうか?


ま、今回の一件に関しては、たかだか34歳の若僧の発言力をそこまでなりふり構わず削ってゆかなければならないと考えるほど評価してくれているのだと、私自身はむしろポジティブに捉えています。(完全に過大評価では有りますが…)また、私はこういうのをあんまり根に持つタイプではないので、今後とも気にせず私とお付き合い下さいね。(といっても、そもそも私は誰が発信源なのかは知らないが)