ツイッターのタイムラインを眺めていたら、こんな写真が流れてきて思わず笑ってしまったワケです。
先月末に訃報が伝えられたばかりのソビエト連邦の民主化の立役者であったゴルバチョフ・元大統領。その訃報にあたって、かつての来日時に日本のパチンコを体験し、ご機嫌であったというエピソードが紹介されギャンブル業界人の私としては思わずホッコリしてしまったわけです。
共産主義下で宝くじを含め全ての賭け事を禁止していたソビエト連邦の民主化、自由化を実現したゴルバチョフ氏が、ある意味では自由主義の象徴と言ってもいいギャンブルを来日の際に謳歌する。上記写真は一見ほほえましく(?)も見えますが、実は高度に政治的メッセージを含んだパフォーマンスであったのでは?と個人的には思うわけです。
わが国では日本の共産主義化を党是として掲げる日本共産党は勿論のこと、社会主義的な思想を持っている左派系勢力の方々を中心に「アンチギャンブル」の言説が取られがちですが、逆に我々ギャンブル業界人は「ギャンブル業界こそが自由主義の象徴なのだ」という自負をもって、堂々と「他者への権利侵害がない限りにおいて、この国は自由権が認められているのだ」ということを主張してゆくべきなんだろうなあ、と改めて思った次第です。