以下、ディリーからの転載。



麻雀大会「黒川杯」ネタ的告知にネット沸騰「超ウケる」「凄いセンス」騒動揶揄
https://news.yahoo.co.jp/articles/a185a918dc06826138d693518311355d030bed48

26日、ツイッター上では「黒川杯」なるワードが飛び交い、「笑ってしまった」「このセンスがすごい」などと盛り上がりをみせている。ネット上に「祝レート麻雀解禁! 検察庁前テンピン麻雀大会」と“イベント告知”するサイトが登場し、「法務省刑事局の公式見解によると、テンピン麻雀は問題ないらしいので『黒川基準』によるレート麻雀解禁を祝してテンピン麻雀大会を公然と実施することになりました」とうたっている。


ディリーの論調では、上記企画はあくまで一連の黒川騒動を揶揄するネタであるという前提で展開していますが、実際は今回の法務省による黒川氏の麻雀賭博に対する裁定を発端にして、既に賭け麻雀のモラルハザードは始まっています。

5月26日、麻雀ネタで売り出し中の某YouTuberが「黒川レートでの賭け麻雀を今から行う」としてTwitterにて住所まで晒しながら参加者を募集。その模様をライブ配信するという事件が起こりました。本件は結局、そのライブ配信を開始した直後に視聴者から警察に通報が行き、実際の麻雀賭博が始まる前に警察が注意に踏み込むという形で放送が終了、逮捕者等は出なかったわけです。

ただ、今回の黒川氏の一件で確実に国民は黒川氏程度のレートであるのならば麻雀賭博も許されるのだと思っていますし、「数千円から2万円程度」と国会にて明示された金銭の得喪額に関しては今後、麻雀以外の様々な賭博行為にあたって、常に市民が参照する金額となるでしょう。今回の黒川氏の一件が、週刊文春の報道によって全国に知れ渡り、またそれを法務省が許容するかの様な発言を行った事による今後の賭博犯への影響は甚大なものがある。

既に、一部から黒川氏の麻雀賭博を刑事告発する動きは起こっている様ですが;

【参照】黒川前検事長らを常習賭博などの容疑で刑事告発 市民団体
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200526/k10012445511000.html

さもありなん、といったところ。今回の黒川氏の一件をこのまま法的な制裁措置は一切ないまま不問に終わらせるような事があった場合、確実に国民にモラルハザードが広がることとなります。